■フリーペーパーの不思議!?
今では当たり前に自宅にポスティングされるようになったので、あまり疑問に思うこともなくなりましたが、そもそも「フリーペーパー」ってなんでタダなのでしょうか。掲載する情報を集めるためにはお金がかかります。誌面の編集やデザイン、印刷をするのにももちろんお金がかかります。ボランティアではとてもできない金額です。そのからくりは、「広告」です。例えば、みなさんがお住まいのエリアにある「腕のいい美容院」を知りたいというニーズがあるとします。フリーペーパーの会社は、A区の「ハロー美容院」を取材して、スタッフや店内、腕前を情報として掲載します。あなたは情報を見て「ハロー美容院」に行きますから、ハロー美容院は儲かります。「ハロー美容院」は見返りの情報掲載料として、フリーペーパーの会社にお金を払います。この言い方は少し夢のない言い方なのですが、簡単にいうと、そういう「広告収入」でフリーペーパーは成り立っているのです。もちろん冊子を作る費用から、スタッフの人件費、会社の事務所費なども全部そこからまかなうわけですから、相当の広告収入を得ないと成り立ちません。それで一時、誌面のほとんどが、べたべたの広告ばかりのフリーパーパーが増えたのですが、消費者も賢いですから、そんな情報誌には魅力を感じませんよね。広告はいい事しか書かないからです。そこで、フリーペーパー各社も知恵を絞って、広告収入は確保しながらも、独自の目線で消費者が本当にほしがる情報を掲載する企画ページや、口コミ情報を重視した紙面構成、またクーポンをつけたりと、様々なオリジナリティを盛り込みだしたわけです。いずれにしても、フリーペーパーの会社を維持していくのは簡単ではありませんから、今後は本当に価値あるものだけが生き残っていくだろうと思われます。